ダイアー復帰。異常なし!



今、ニューカッスルで最も期待されるダイアー。アーセナル戦で今シーズン初のスタメンを遂に飾った男は試合後も怪我の再発の話は浮上してこなかった。昨シーズンからとにかく怪我との戦いを繰り返しただけにスタメン90分出場後も元気なインタヴューが聞けたことは本当に嬉しい。なんと言っても昨シーズン先発フル出場はリーグ、カップ共に1試合のみだ。

ダイアー:「本当にキツかった。特にこの18ヶ月の間がな。ファンのみなが毎回こう聞くんだ。『いつなんだ?いつ戻ってくるのんだ?』ってね。堪えられなかったよ。サポーターは皆熱心で、心配してくれるから、俺がいつピッチに戻れるのかを知りたがるんだ。だけど俺にそれを答える事ができないんだ。俺にだっていつ帰れるか分かってなかったんだからな。世界中を回りその道の権威だといわれる多くの医者に会った。でもその多くが偽者だったんだ。こうすれば治ると言われて、治ったと思って試合に出るとまた怪我の再発。それの繰り返しだったからな。だから、ファンの人たちの問いかけに俺はいつも困ってたんだ。分かるだろう?それに給料貰って2年間仕事をしてなかったんだから、申し訳なさと自らを恥じる気持ちで一杯だったんだ。グランドでも同じだ。チームメートはそりゃ聞くさ。『今週は練習来るのか?』『いつプレーするんだ?』ってね。皆にそう聞かれて俺はガッカリさせないために嘘でもプレーできるって言いたい気持ちにもなったよ。だから治療の為にロンドンに行ったことは、本当に自分にとって良かった。あそこなら俺の復帰がいつかなんて気にかける連中はいないからね。まぁこの2年間はロブソンともやり合ってサポーターの皆にブーイングされたりして、精神的にも強くなれたよ。もちろんプレーの方も上達してる。今でも毎日上手くなってるよ。27,28がピークだって言う人もいるけど、俺はこの2年間殆どプレーしてないから、疲労の蓄積や筋力の衰えも少ないはずだ。選手寿命も延びたはずだぜ。今の俺は昔のり数段強くて早くなってると思うんだ。もう数試合に出れば感も戻るはずだ。間違いなくこの降格圏からの脱出に貢献できると思ってる。UEFAカップだってもちろん狙うぜ!!」