ペナルティーエリアの少し外。僕の足によってゴール方向に弾かれたボールは。美しい弾道で大気を押し分けてゴールマウス目掛けて突き進んだ。ゴールキーパーがスローモーションで横に飛び彼の指先をも超えた!と思った。次の瞬間、ボールはゴールラインを割ることなく、クロスバーにぶち当たった。その後、僕はビッグチャンスを外して、ごっつぁんゴールを決めて、1−1の引き分け。今週は目を閉じればその決まらなかったゴールの軌道と飛んでるキーパーの残像が浮かんでくる。日曜日のそのシュートは15年近く前に朝鮮高校から決めたロングシュート並みの会心のシュートだった。(スピードは全然違うんだろうけどアメリカ戦の後半ロシツキークロスバーに当てたのと似てる)

 ただ考えなければならないのは、日曜日の試合で僕が蹴り込んだボールというのは今盛んに言われている、ワールドカップモデルの無回転のキーパー泣かせのボールだったという事。ようはボールに頼ったシュートだと言う事と、結局はそのシュートがネットを揺らした訳ではないって事。もちろん、この1週間、僕の右足は幸福感を隠さないとは思うけど。この時にも書いたけどフットボールをやめられないのはこういう事です。アメリカに行く前に少しでも長くできますように。

 今、僕は2つのサッカーチームと二つのフットサルチームに属していて、そのうちの二つのチーム内で開催されている、まぁどこでもあるような「ワールドカップ優勝チーム当て」に参加している。一つはイングランドで、もう一つはチェコで参加。(この時もチェコだった。)そのイングランドチェコはどちらも勝利で取り合えずは気分はいい。日本は・・・。昨日は奥さんの実家で友人に貰った02年仕様の代表のユニを二人で着て観戦。まぁ今は文句よりも楽しむ事だけ考えよう。日曜日はお酒の飲めるところで仲間15人くらいで観戦予定。やっぱりワールドカップは特別な喜びがあるね。フィーゴネドベド、そして今夜はジダン!生で見るかは分かりませんが!

日曜日は朝サッカーのリーグ戦。その後美容院行って、フットサル行って、最後の締めは余興のバンドで10人でスタジオ入り。サックス二人、チェロ、ピアノ、トロンボーン、トランペット、ギター。マリンバ候補とハーモニカ候補も見学。バンド経験もないメンツばかり、楽器も手にしたばかりのメンバーで無理やり合わせた。何とかなった!