<第6斗 ヨーロッパを掴むまで!!ニューカッスル 3 vs 1 ウェストハム


とくと拝見しました。パーカー、ソラーノ、ベラミー、ダイアーには会えませんでしたがそれ以上のものが見れました。アラダイスニューカッスルも4−3−3 *1も最高カッコ良かったな。 もちろん見所はたくさん。一押しエンゾギーのマジカルプレーにヴィの字の最高ポスティング。はい。ヴィドゥカの2ゴールはお見事だけどそのポストプレーには感服したよ。これまで見た3試合(ネット放送のボルトン含む)でヴィドゥカに対する期待は俺としては全く無かったんだけどやはりアラダイスの選択は正しかったね。それを加速させるハーパーのフィード。ハーパーはキックオフ直後にヘナチョコクリアで寿命を一瞬短くしてくれたが後は完璧。ギヴン並みのセーヴでしっかり守った。それどころか彼はいつも攻撃の起点だった。ギヴンも優れているけど今回はハーパーの正確なキックに酔いましたね。ほぼ8〜9割はヴィの字を含む味方に正確にパスをしてる。そこでヴィドゥカやミルナーが3割くらいの確立でキープすれば後はバット、ジェレミ、スミスが回してくれる。それ程ハーパーのキックは冴えてたよ。


ディフェンス陣はテイラーが落ちたのも納得のカサッパとベイの先発。カサッパは圧倒的に技術でテイラーの上を行くな。一度大きな空振りは焦りましたがそれでもパス回しの中でこれはと唸らせる物があったね。テイラーはもちろんそれなりに出来るんだけど余裕が無い。スピードならカサッパに勝てるだろうが・・・とにかく学べるものは全て物にしてほしい。カサッパも鼠径部痛めて退場してる。アーセナル戦は出れないみたいなんで頼むぜテイラー。そして初お目にかかりましたベイ。昨日インタ読んだばかりでしたが、こっちも惚れたよ。もちろん本職ではないテイラーには真似できない動きだ。4年前のカーを見てるみたいだね。カーより上かはこれからゆっくり見せて、楽しませてほしい。そしてエンゾギー。言うまでも無くパーフェクト。数回やったトラップミスも忘れちゃえ。1点目、ミルナーが戻したのをクロスでヴィドゥカへ。これはエンゾグも良いボールだけどヴィドゥカのスーパヘッドです。2点目がすげぇ。ロゼフのフィードにボウヤーとのデッドヒートでぶっちぎって最高スピードで落ち着いて中見て、ヴィドゥカにエンジェリックパス!!!最高。3点目も書いちゃうとゾギーのスピード乗ったドリブルからスミスのポストを経由してマルティンスへ。そして折り返しをしっかりゴール。彼の爆発的なスピードはちょっと止まらない。

ジェレミの印象は一番薄いんだけどバランスはしっかり取ってたと思うね。単にバットがこれまた素晴らしすぎるプレーを連発してくれたんでジェレミが目立たないだけか。そうこの試合が500試合目(確か)の記念試合だったバットはこの試合の最大の功労者と言える働きだ。毎回思うんだけどバットは上手い。これはテクニックという意味で。そう言う風貌ではないしプレースタイルからテクは二の次っぽいハードワーカー気質だけどそうでもないんだよな。昨シーズン終了間際にコーチでもないくせにメディアに対してエンゾグビアの批判したから嫌なやつだとは思ったけどプレーはプロフェッショナルだね。ただ同じチームの選手をメディアに向かって批判をぶち上げるのはどうかしてる。話は変わるけどニューカッスルが昨年安定しなかった原因はチーム全体が同じレベルでなかったからだが、今日のメンバーは誰もが一定のレヴェル以上でプレーしてた。ロゼフナルもだんだんプレーが分かってきたけど安心して見てられるね。タッパもあるし、足元も問題ない。彼を含めたバックラインにカーリングカップアーセナル戦でエンリケが加わるかという見所も浮上。この試合でヴィの字と交代で入ったエンリケ。彼が使えるならアラダイスはこの試合で後半見せた正当な4−4−2で戦うだろう。2試合連続でグロイン交代のオーウェンが出てくるとは思えない。マルティンス&ヴィの字かスミスをFWにして、左からエンゾギー−バット−ジェレミ(スミス)−ミルナーの4人。さてどうなるか??

それにしてもオーウェンの怪我が頂けない。前半見ててオーウェンの巧さに惚れ直してた所だったのにな。そこに関しては非常に不満だアラダイスアラダイスの言う怪我人を出さないシステムの中でメディカルチームが何人もいてこの有様ですか??オーウェンは特別待遇か?怪我さえなければスゲェのは証明されたけど、怪我に弱いのも証明されてるんだろ。もう少し考えてほしいもんだ。スミスはこれまで見た中ではダントツでよく利いてた。プレースタイルも好きだし、何よりそのボールに対する執着心が最高です。↑の写真も最高だ!!そしてミルナー。↓でボウヤーに蹴られてますな・・・このシステムの肝はミルナーだといえる。4−4−2とも取れるアラダイスの4−3−3だけど、ミルナーの走力を見通しての選択か?左サイドで今日は攻めを中心に心がけてたみたいだが守りでもそれなりに貢献してた。開幕戦or2戦目で日記に書いた右にポジションチェンジし過ぎる事も無く、またエンゾギーにスペースを作る動き、要はミルナーがサイドに張る事でエンゾギーは中央にカッティングインできるし、逆にミルナーが中に入り相手DFを引き付ければでエンゾギーは縦に抜ける。4−4−2だとエンゾギーにスペースを与えるのは2枚のFWになるんでそれがどれくらい出来るかだ。相手が4バックでは尚の事。センターハーフのバットとジェレミにその辺は期待できないからね。エンリケは特筆することなく。マルティンスは豪快で最高。あの調子で突破命で頼む。強引に見えてパス出すところではチャンと出してるしある程度の「俺が決める」って気持ちは出しててほしい。以上で楽しい観戦の日記を終える。

   

   Viduka    Owen

Milner 

   Butt    Geremi  Smith    

N'Zogbia   Cacapa  Rozehnal Beye 

       Harper


Team: Harper, Beye, Cacapa (Taylor 78), Rozehnal, N'Zogbia, Smith, Geremi, Butt, Milner, Owen (Martins 51), Viduka (Jose Enrique 73).
Subs n/u: Given, Faye.

Booked: Geremi.

Goals: Viduka 2, 41, N'Zogbia 76.

West Ham: Green, Neill, Upson, Ferdinand, McCartney, Bowyer, Noble, Mullins (Ljungberg 62), Etherington (Spector 80), Cole (Camara 68), Ashton.
Subs n/u: Wright, Collins.

Booked: Mullins, Cole, Bowyer.

Goal: Ashton 32.

Crowd: 50,104

Referee: Mike Riley (Yorkshire).

*1:2日前の日記に書きましたがある意味4−4−2なニューカッスルは今回も変わらず。TVのフォメ画面では4-4-2とありましたが、体力の有り余ってるミルナーは実質下のフォメ図のような1.5列目をやってると言えるだろうね。前半右サイドにポジションチェンジしてた事からもFWでの出場だったと思うし。