会長さんが語る。アラダイスが去った後に監督探しを始めたようだね。あても無く首を切ったとは思えませんが。まぁそんな真意はどうでもいい事で。そう言えば昨日書いてて思い出したけど、その96年のニューカッスルってのがアンチジャイアンツ的な気持ちを擽る存在だった事は、僕がこのチームを好きになる要素としては大きかったのかなと。大昔好きだった中日の星野がジャイアンツ戦に燃える姿と常にファーガソンに噛み付くキーガンがダブったかのような感覚を少し覚えてる。

クリス・モート:「キーガンはいつだってこのチームの監督候補だった。だからアラダイスが去った後我々は彼に近しい人間や友人に対して彼の心持を探っていたんだ。彼がこのニューカッスルに戻ってくれる可能性を知るためにね。その時の彼らの答えは残念ながら「ちょっと考えられないな。」という事で一貫していた。ただ我々は諦めなかった。直接ケヴィンへ電話して聞こうと思ったんだ。電話して直ぐに分かったよ。電話口の向こうにいる人物の息づかいでね。キーガンがこのチームで指揮を取りたいという並々ならぬ意思は直ぐに電話越しに感じられたんだ。直ぐに会おうって事で電話を切ったよ。そして話し合いで我々は一致団結することを決めたんだ。あのケヴィン・キーガンを再び誕生させられて非常に満足しているよ。私はここに来て長くないがケヴィンがこのチームをどのように立て直すかは直ぐに知る事になるだろうと思う。彼が見せたフットボールはこのニューカッスルでは絶大な人気だからね。だからサポーターの熱狂的な賛同も予想できてたよ。何より我々フロントはファンの声に耳を傾ける事が重要なんだ。ファンは我々にとってお客様と言ってもいいだろう。だから彼らのチームに対する要求や問題があれば対応しなくてはならない。その中で本当の問題を認識しチームがよい方向に進むための決定を成すのが我々の仕事だよ。」